こんにちは、やまとです。
“まとまったお金が出来たし、資産運用を始めたい”だけど、何から手を付けたら良いか分からない…。
既に資産運用してる人って、どうやって勉強したんだろう?
勉強の流れが分かれば、嬉しいんだけど誰か教えてくれないかな…。
そんな方に、毎月10万円〜15万円を資産運用に回している僕が、これまでに何を使い、どんな順番で、どのように、勉強してきたのかをご紹介します。
本記事を読めば、資産運用の勉強のきっかけが得られると思うので、ぜひご覧ください。
資産運用の初心者は何から勉強を始めたら良いのか?
僕自身も資産運用を始めた頃は分からないことばかりで、横文字の単語に翻弄されながら勉強して少しずつ意味が分かるようになりました。
僕の勉強順番は下記の通りです。
2.資産運用に関する本を読む
3.株を買う
4.投資信託を買う
5.米国ETFを買う
大きく5つのフェーズに分られると思っており、それぞれ活用したアイテムなどを添えながら、具体的に解説していきます。
簿記とFPの勉強をする
「簿記とFPの勉強って、、、いきなり遠回し過ぎでは?」
と思われるかもしれませんが、僕自身はこれが非常に役に立ったと考えています。
というのも何も知らない状態から資産運用を始めようと思うと、基本的な用語や考え方が分からずに苦戦することになりますし、無駄な取引に繋がるとも考えられます。
なので、最低限の会計用語や金融用語を学ぶことが重要だと思っており、その取り組みやすい例が簿記とFPになります。
何も資格試験を突破する必要はなく、体系的にまとめられた入門テキストなどを活用して用語を読み解けるようになれたら上出来だと思います。
ちなみに、僕は下記のテキストで勉強しました。
ここで学んだことは資産運用をする上で当たり前に使うような用語や考え方ばかりなので、後に資産運用に関する本を読んだときに挫折しない為にも勉強しておく価値があるポイントです。
余剰資金を貯めたり、証券口座の開設をしたりしている時に取り組むと良いかと思います。
資産運用に関する本を読む
次に資産運用に関する本を読みました、それはもう何冊も。
世界経済の動きを金融市場という集約されたシステムを介して把握・理解する為に学んでいると思うと、これまでに無いほど学ぶ楽しみを感じられたんですよね。
まずは、「株式投資のはじめかた」のような入門書を読み、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の基礎の基礎を学びました。(この頃から小額取引を始めました。)
その後に割安株投資、成長株投資、投資家心理、投資家の伝記など気になった物を次々読み、自分にとって理想的な運用スタイルを模索していきます。
そこで成長株投資の考え方に惹かれ、この運用スタイルでトレーディングしてみたいと感じ、実践に移りました。
ちなみに、下記の本が成長株投資に惹かれるきっかけとなった本です。
ここで資産運用には多くの運用スタイルが存在し、それぞれの市場参加者が異なる視点で金融市場を見ていることを理解しました。
多くの正解が存在し、それがまた正解でなくなる場面が多々あること、非常に興味深いです。
株式を買う
資産運用の入門書を読み終えた頃、とりあえず取引してみようと思い、株式を買い付けました。
大学3年生の頃、最初に買った株は9412 スカパー100株でしたね。
今思えば訳も分からず、チャートを見ながら値動きの少ない銘柄で買い方を学ぶ気持ちで買ったような記憶があります。
それから売買を繰り返し、6062 チャームケアや3836 アバントなどを買い、資産運用始めたての頃の損失を少しずつ取り戻す日々でした。
このあたりで簿記やFPで勉強した知識が使える場面があり、勉強したことが繋がって行く感覚を楽しむことができました。
最終的に株式に関しては、大儲けも大損もせず、微損という話のネタにもならない結果を得て終えました。(大損して資産運用自体が嫌いにならなかっただけ良かったです。)
投資信託を買う
社会人になり株式も良いけど、もう少し堅実で時間のかからない資産運用をしたいと考えるようになり、投資信託を始めました。
ここでは投資信託による資産運用について発信しているブロガーやYouTuberのコンテンツを参考に、どんな投資信託があるのか、取引にかかるコスト、リスク・リターンなどについて学ばせて頂きました。
日経平均株価やTOPIX、NYダウ、S&P500に連動する商品や全世界株式ファンド、ひふみ投信などを知り、米国企業の優秀さに感動。
米国株の組み入れ比率の高いeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを買いました。
それで数ヶ月間運用していたものの、リアルタイム性が無いことに飽きてしまい、米国ETFのでの資産運用に変更しました。
尚、投資信託での資産運用については、+7%程度の成績で終えました。運が良かったです。

米国ETFを買う
先にも書きましたが、リアルタイム性を求めて米国ETFに行きつき、現在も毎月買い増ししています。株価をリアルタイムで見ていると、経済の動きを肌で感じられる気がして好きなんですよね。(ただ、性格がギャンブルチックなだけ…)
それと米国ETFを買い始めようとしている時期(2019年下半期)に、株式市場が過熱しているように感じていたので、“減らさない資産運用”を探し、レイダリオのオールウェザーポートフォリオに行きつきました。
そこで、米国株ETF(VOO)と米国債ETF(IEF、TLT)、金ETF(GLD)を購入し、ある程度運用している所にコロナショックが来て“減らさない資産運用”を選択したことが功を奏することになりました。
今回は運良く難を逃れられましたが、何度も運に救われるような神懸かり的な売買は出来ないと思います。なので、これからは市場の大波を客観的に捉え、セクター別ETFを使いながら上手く立ち回れたらと思っています。
資産を大きく膨らませて、最後に市場に返還するようなことにならないように謙虚に振る舞いたいですね。
若年期に多種多様な金融商品に触れ、自分なりの資産運用の形を見つける
振り返ると外堀を埋めるようなスタイルで学んで来ており、資産運用を学ぶ上で無駄も多かったように思います。
ただ、これまで学んだことや多種多様な金融商品に触れたことは、今の自分の資産運用の形に行き着く為の必要事項だったと感じています。
良く言えば、“関連性の無かった事柄が徐々に関連性を持ち、一つの結果として捉えられるようになった”、そんな感覚です。
まだまだ道半ばではありますが、何も知らない所からでも地道に学び、自分の考えを反映させた資産運用が出来るようになることを伝えられたかと思います。
既に資産運用を実践している人を見ると、途方も無い差があるように感じるかもしれませんが、“資産運用を始めたい”と感じたなら、ぜひ今より一歩先に進む為に学び始めてみてください。
資産運用は知的好奇心を刺激する最高の趣味になり得ますよ。
それではまた!