こんにちは、やまとです。
普段は、大手IT企業でサラリーマンをしています。
先日に下記のツイートをしました。
【銀行が変化を始めている】
三菱UFJ:つみたてNISAによる福利厚生
みずほ:副業解禁
三井住友:服装の自由度UPメガバンクは外部環境の悪化や働き方の変化を受けて、就活生からの人気が低下しています。
それらの影響か、就活生を含む働き手から「選ばれる銀行」になるための努力と変化が見られます。 https://t.co/6WorWKYrRD— やまと@新卒ITリーマン (@yamato__life) June 26, 2019
三菱UFJ:つみたてNISAによる福利厚生
みずほ:副業解禁
三井住友:服装の自由度UP
メガバンクは外部環境の悪化や働き方の変化を受けて、就活生からの人気が低下しています。
それらの影響か、就活生を含む働き手から「選ばれる銀行」になるための努力と変化が見られます。 https://twitter.com/nikkei/status/1143512921172893697 …
上記の解説をします。
また、メガバンクの未来、これからメガバンクで働くことの価値をつらつらと書いていきます。
※この記事はメガバンクで働く友人から聞いたことと、僕自身の考えをもとに書いています。
メガバンクの働き方が変わり始めている
メガバンクが働き方を変え始め、前よりも少し自由な働き方ができるようになってきました。
冒頭のツイートの詳細を書いていきます。
メガバンク3社の新しい取り組み
メガバンク3社の取り組みは下記の通りです。
・みずほ銀行:副業解禁
・三井住友銀行:服装の自由度UP
それぞれ詳しく書いていきます。
三菱UFJ銀行:つみたてNISAなどをはじめた行員に福利厚生
三菱UFJ銀行は、長期分散積立投資に対する行員の理解を深め、営業活動の促進することを目的に新たな福利厚生を始めました。
具体的には、「つみたてNISA」の口座を解説し、月1万円以上の投資を行う行員に対して、買い物などで使用できるポイントを1万2000円分与えるという内容です。
この取り組みは、行員の金融商品に対する理解を高め、きめ細かい顧客本位の業務運営を展開することを目的としていると考えられますね。
僕としては、なぜこれまで行員自身が投資をしていなかった(または、投資をしていることを広く公開していなかった)のか疑問ですが、、、。
少しずつ顧客の利益に重きを置く必要が出てきたことを感じます。
みずほ銀行:副業解禁
みずほ銀行は、今年度から人事制度として副業・兼業を認める新しい制度を導入しようとしています。
みずほの狙いとしては、IT企業やベンチャー、Fintech業界への人材流出に歯止めをかけることがあります。
これに加えて、金融のことだけを知っている行員ではなく、副業などを通して金融以外の分野に理解のある行員を育成することがあります。
そして、金融を軸足により高いレベルのソリューションを顧客に提供することが目的だと考えられますね。
ただ、僕としては人材流出に歯止めをかけるのは難しいのではないかと思っています。
なぜなら銀行も変化して来てはいますが、収益性に問題があったり、古く堅い文化など時代に合わない部分が多いからです。
三井住友銀行:服装の自由度UP
三井住友銀行は、今年の7月から本社勤務の約3500人の行員に対してTシャツ・ジーパンでの勤務できるようにすることを発表しています。
夏季に試行して行員の反応をみつつ、対象範囲を拡大するか検討するとのことです。
三井住友銀行の狙いとしては、固定概念にとらわれず、柔軟かつクリエイティブなアイデアが生まれる職場にしていきたいということがあります。
服装を自由にすることで、柔軟かつクリエイティブなアイデアが生まれるかは分かりませんが、できることから取り掛かる姿勢は良いのではないかと思います。
これに関しては、結果を見てみないとなんとも言えませんね。
メガバンクが働き方を変え始めた理由
ここからはメガバンクがなぜ働き方を変え始めたのか、僕の考えを書いていきます。
理由は2つあるかなと思っています。
②クリエイティブなアイデアを求めているから?
それぞれ解説します。
①就活生をはじめとする働き手を引きつけるため?
これまでメガバンクと言えば、就職したい企業ランキングで常にトップ10に入る人気ぶりでした。
しかし、近年はトップ10に1社も入らないランキングを見ることもあります。
やはり、銀行業自体の収益的な問題や将来性、働き方への不満などがあるのだと思います。
そこで、優秀な人材を獲得するために、これまでの働き方を変え始めたのではないかと考えられます。
②クリエイティブなアイデアを求めているから?
先程も書きましたが、銀行業自体の収益性に問題があるので新たなビジネスを考える必要が出てきたのだと思います。
そこで、クリエイティブなアイデアが生まれやすいような職場環境づくりに着手しているといったところでしょうか。
結果が出るのは先のことだと思いますが、新しく展開する制度が形式的なものにならないようにする必要がありますね。
未来のメガバンクのあるべき姿
大き過ぎるタイトルをつけましたが、未来のメガバンクのあるべき姿は「オーダーメイド型」かなと思っています。
なぜなら、ITの一般への普及により大衆をターゲットにしたマスマーケティングではなく、個人をターゲットにするダイレクトマーケティングの時代にシフトしているからです。
銀行の場合は、テレビ、新聞、ラジオによるマーケティングが多いので、消費者のスマホやPCにネット経由で直接広告を流す方向へとシフトする必要があります。
つまり、ダイレクトマーケティングを加速させるためには、テレビや新聞、ラジオ→対面営業&対面折衝のやり方から、スマホやPCを活用したデジタル営業やデジタル折衝へシフトすることになります。
その上で、一人一人に対して「オーダーメイド型」の営業を行い、顧客と関係を構築すること未来のメガバンクには必要不可欠だと思います。
メガバンクで働くことには確実に価値がある
長期的に見ると、銀行は収益を上げにくくなってきていますし、これからも収益は減ると思います。
しかし、新卒の最初の就職先としては悪くない選択肢ではないでしょうか?
なぜなら、給料をもらいながら、お金のことや金融の仕組みなどを体系的に学ぶことができるからです。
これからの時代は、個人が資産形成・資産運用をする必要があるので、その基礎を学ぶことができることには高い価値があります。
また、銀行からコンサルやベンチャーなどへの転職も可能な点も魅力の一つです。
このような視点で銀行就職を考えると、メガバンクに就職することは良い選択だと思いますね。
就活時の僕の質問と現役銀行員の方の回答
最後に僕が就職活動をしていた時に、現役銀行員にした質問と回答で締めようと思います。
対応策としては、「銀行において価値ある人材になれるような働きをしていきたい」と考えていますし、今もそんな働き方をしているつもりです。
銀行において価値ある人材なら100%大丈夫なんてことはないですけど、この言葉を聞いて働くことに対する考え方や意識が変わりましたね。
今思い返すと、とてもありがたいことがだったと思います。